祖父母と行きたいおすすめ国内旅行先・恐山(2)


恐山

祖父母との楽しい会話が落ち着く頃、本州の果て「恐山」に到着です。1200年前に開かれた霊場とされ、宇曾利湖を中心に周りには八峰が聳え立っている様子が八葉の蓮華とされています。カルデラ地帯で火山群とされる恐山は、荒涼とした岩肌からは火山ガスが噴き出し、硫黄の臭いが辺りに立ち込めています。岩肌の至る所には卒塔婆や風車が点在しており、参拝客はここで自身の中の重い荷物を一つ下ろしてゆくのです。きっと今まで見たことのない風景に、きっと驚かされることでしょう。世界的に見ても珍しい文化と地形を有している恐山には、ここだけしか体験することの出来ない幾つかの見どころが用意されています。生と死が入り混じった恐山で、あなたは今までに感じたことのない感覚を覚えるかもしれません。

恐山の見どころ

恐山温泉

入口で入山受付を済ませ、山門を潜ると左右に2つずつ小屋を見つけることができます。その小屋全てが恐山温泉となっており、男湯・女湯・男女入替・混浴の4種類が用意されています。効能は神経痛やリウマチ、そして胃腸病に良いと言われていますよ。参拝客は無料で入ることができますが、温泉以外には何も設置されていないので着替えやタオルは必須となります。少し硫黄の臭いがしますが、ほどよいぬるさの温度が保たれており、旅の疲れをゆるりと癒してくれること間違いなしです。

地獄・極楽巡り

恐山の岩肌が広がる場所については最初にお伝えしましたが、その殺伐とした一帯をここでは地獄になぞらえています。池が赤く染まる血の池地獄や、火山ガスがひっきりなしに噴出される重罪地獄など様々な種類の地獄が待ち受けていますよ。岩肌は足元がすくわれやすくなっていますので、転倒しないようにゆっくりと進んでくださいね。そして途中に宇曾利湖を見渡せる極楽浜があり、落ち着いた美しい佇まいに思わず息を潜めることでしょう。

イタコの口寄せ体験

イタコは東北地方に伝わる霊媒師のことで、私たちと死者を繋ぐ役割を持つとされています。そして口寄せというのは、イタコが一種のトランス状態に入ることによって、死者から生きている私たちへのメッセージを受け取り伝えてくれることです。口寄せは最初に亡くなった方の名前と命日を伝え、そこからはほぼ一方通行でイタコが話をしていきます。質問があれば話の合間に聞いていきましょう。ただここまでたどり着くまでがとても長いことを覚悟してください。そしてイタコはいつでも恐山にいるわけではなく、夏と秋の「恐山大祭」と「秋詣り」の開催日だけ確実に在住。そのため超行列となっており、時には炎天下の中11時間待ちという方が出てくることも・・・。体調と相談しながらイタコの列には並びましょうね。

「恐山大祭」・・・7月20日~7月24日
「秋詣り」 ・・・10月上旬の3連休(2015年は10月10日~12日)


この記事を書いた専門家

桂 由子
いきいきLIFEライター
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p class=”author-comment”>奈良大学文学部文化財学科保存科学卒。卒業後4社と契約し、フリーランスへ。他の執筆については、介護施設や女性のライフスタイル、スマートフォンの広告文章など多数。今年で80になる祖父母を持ち、介護に関する情報を日々収集中。

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