第2回「祖父母と行きたいおすすめ国内旅行先」


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「あなたの宗派は何ですか?」

すぐに答えられる方も、少し口ごもってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
浄土宗や曹洞宗、日蓮宗・・・と色々あるかもしれませんが、やはり一番多いのは浄土真宗の方ではないでしょうか。
平成26年の統計では、信徒数は1100万人を超えており、日本最大の仏教宗派となっています。もちろん浄土真宗の中でも1位2位を争うのは、「浄土真宗本願寺派」と「真宗大谷派」。みなさんご存知「西本願寺」と「東本願寺」を本山とする宗派です。しかし名前は知っていても、実際に訪れたことはないという方は多いのではないでしょうか。宗教に関する見識を深めることができますし、目にも鮮やかな迫力のある建築が立ち並びます。その際は片方だけを訪れるのではなく、是非合わせて訪れてみてくださいね。

「西本願寺」と「東本願寺」を比較しながら見学しよう!

1.成立背景

この2つは元を辿れば同じお寺だったのですが、秀吉の時代に後継者争いと意見の対立によって分断。そして西本願寺は秀吉の庇護を受け現在の地に収まりました。東本願寺が日の目を見るのは家康の時代になってから。どちらも浄土真宗の信徒は大変勢力がありましたので、その力を見方に付けたいという気持ちが大きく働いたようです。そのためお寺は真逆に作られており、伽藍配置などからも明らかです。畳の向きや柱の形までも変えているという噂。どの時代も跡継ぎ問題には手を焼くようですね。

2.素晴らしい建築

西本願寺は豊臣秀吉、東本願寺は徳川家康の時世に築かれました。同年代に作られたものではないため、互いに特色や個性が豊かに表れています。西本願寺は世界遺産に登録され、豪華絢爛で目を惹くものが多く、国宝「唐門」や「書院」にその特徴が表れていると言えるでしょう。一方東本願寺は、過去の度重なる火災によって創建当時の建物は残っていないとされています。しかし江戸以来の建築方式は踏襲され、大きく重厚な作りは変わりません。さらに御影堂は面積において、世界最大の木造建築とされており大変迫力がありますよ。

双方の寺院の距離は約1キロで歩くと15分ほど。元気な方は歩いて向かってみてもいいかもしれませんね。どちらもお堂を見学する時は、エレベーターで上がることができますので、拝観も楽にできることでしょう。お互いに深く関わりあっている西本願寺と東本願寺。2つ合わせると奥深さは2倍ですよ。


この記事を書いた専門家

桂 由子
いきいきLIFEライター
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奈良大学文学部文化財学科保存科学卒。卒業後4社と契約し、フリーランスへ。他の執筆については、介護施設や女性のライフスタイル、スマートフォンの広告文章など多数。今年で80になる祖父母を持ち、介護に関する情報を日々収集中。

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