60歳からはじめる囲碁


囲碁の魅力はルールは比較的簡単ですが、奥の深いゲームであることです。
碁盤という直交する縦横それぞれ同じ本数の線が引かれたものに、縦線と横線の交わった交点に碁石を置きます。一般的に碁石のことを単に石といいます。対戦形式で一人は黒の石、他方は白の石となり、交互に石を置いていきます。
相手の石を自分の石で囲むことをハマといい、相手の石が中に入り込んでも自分の石を囲むことができないのことを地といいます。
地の面積とハマの数の和が相手より大きくなれば勝ちになります。
囲碁は基盤のどこでも石を置くことができるので、基盤全体を見て戦略を考えなければいけません。一般的な縦横19本ずつの19路盤が使われますが、打つ手が多いほど戦略の幅が広がり、初心者にとっては難しいので13路盤、9路盤、7路盤、6路盤などが使われることがあります。
最初は慣れるために6路盤などの打つ手が少ない基盤を使うと良いでしょう。打つ手が少ない分、短期的にいろいろな戦略を身につけることができます。
囲碁は戦略の勝負です。相手に戦略を見破られないように、いかにして地の面積とハマを増やしていくかが勝負です。あまりにも戦略がわかるような石の置き方をしては、逆に相手の戦略にはまってしまいます。初心者にとっては勝つための戦略の型を覚えることで上達しますが、型どおりの戦略はある程度の経験を持った人には見破られてしまいます。型にはまらず、相手の出方を見ながら臨機応変に戦略を立てられるようになっていくと、相手の心理を考えるようになり、より一層、楽しめます。
若い時には目標に向かって一直線に進もうと考えますが、年をとっていくと、一直線というよりは、いろいろと回り道をしても目標が達成できればいいのではないかという考え方に変わるような気がします。囲碁で勝つためには一直線では相手に見破られてしまいます。いろいろと回り道をしながら、地の面積とハマを確実に増やしていくことが重要になります。60歳からはじめるということは豊富な人生経験が大いに生かされることになります。
また、戦略の勝負は思考力を鍛えることができるので、定年退職して頭を使う機会が減ってしまっても、囲碁をすることで頭を働かせることができます。囲碁は相手に弱いところを見せたり、欲を出してしまうと負けてしまいます。そのため、いつでも冷静な判断力が求められるので、精神の鍛錬にはとても良いといえます。
最近ではインターネットのオンラインゲームで簡単にできるので、最初はルールを覚えるために始めてみるのもよいかもしれません。ある程度の実力がついてきたら、対面で行うのが良いでしょう。対面で行えば、相手の表情や言葉から、戦略を読みとったりする面白さがあります、逆に相手に読まれないために、冷静にふるまうように心がけたり、わざと失敗したような総振りを見せて、自分の戦略にはめていくような駆け引きの面白さもあります。

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