墓石価格のカラクリ


墓石

「安い墓石は品質が悪い・・」
「あそこの石材店は安く売っているがその分品質も悪い・・」

わかりにくい墓石の価格。初回となる今回は、墓石業界の裏事情と、価格の捉え方についてご紹介します。

初めまして、いきいきLIFEのお墓コラムを担当する、お墓総合研究所です。
まずは、簡単に私たちのご紹介をさせていただきます。

お墓総合研究所は、わかりにくい仏事業界の透明化を目的に発足した組織です。
石材店と共同運営する「墓石本舗」や霊園紹介サイトの運営、業界向けのコンサルティングサービスや仏事に関する調査・研究を行なっています。

墓石業界の裏事情

「安い墓石は品質が悪い・・」
「あそこの石材店は安く売っているがその分品質も悪い・・」

いろいろな石材店を回ってみると、そんな声を耳にする機会もあると思います。
実は、こうした話のほとんどは、石材店が墓石を高く売るためのセールストークなのです。

例えば、墓石によく使用される石材として、「623」という石があります。
この「623」を使った墓石を買う場合、40万円の墓石も、100万の墓石も、基本的に品質は変わりありません。
つまり、安売りの石や石材店で買っても、中身は一緒だということです。

ただ石は天然物ですので、採掘した場所とタイミングで、若干の違いが生じる場合はあります。
もちろん石の若干の違いは素人にはわからないので、同種の安い石を使うような石材店もいますが・・

墓石の価格が店によって大きく異なる理由

安売りしている石屋を批判する石屋は自社の値段を正当化したいがために
「あそこの石材店は安く売っているがその分、品質も悪い・・」という事を言うのです。

これは、石屋のビジネスモデルに原因があります。
昨今、デザインから工事まで自社で一貫して行っている石屋は1~2割程度です。
ということは、今の石屋さんは実質仲介業に近い仕事なのです。
デザインは下請けの会社、工事も下請け、お客様の打ち合わせだけ自分でやる。
こんな石屋がほとんどなのです。

仲介業化した石屋さんが悪いというわけではありません。
例えば、全て一貫して行う石屋は、仕事がなくとも職人やデザインの人の給与が発生するので、
必然的に価格が高くなってしまいがちなのです。

外注化が進んだ結果、石材店が違っても、採掘した場所だけでなく、加工業者や工事する人まで一緒ということもあります。
実際には担当者以外が全て一緒なのに、値段だけ違う。そうしたケースが起こり得るのが今の墓石業界なのです。
となると、次第に価格でしか差別化できないことが増え、一方で石屋さんは必死に高く売る方法を考えます。
その高く売るための安易な方法が、「安く売る石屋を叩くこと」なのでしょう。

失敗しない「適正価格」の捉え方

そもそも、石の値段は曖昧でわかりにくいものです。
最初に150万円で見積もりをもらった後で、別の石屋さんに70万円の見積もりをもらったら、「ここの石屋は安いけど大丈夫だろうか・・?」と思ってしまうことでしょう。
ですが、もしかしたら、70万円が適正な価格なのかもしれません。

墓石を買うときには、2~3社に見積もりを依頼し、適正な価格がいくらなのか調べてみることをおすすめします。


この記事を書いた専門家

お墓総合研究所
ohaka-soken

カテゴリー:お墓

“お墓の良さをもう一度”をキャッチフレーズにお墓や寺院に関する調査及び寺院・石材店向けのコンサルティングサービスを提供しています。

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